30代のやってはいけない冠婚葬祭作法

知らないではすまされない「冠婚葬祭」マナー

お見合いでの世話人へのお礼





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■かかった経費は、後日精算で

 

飲食費や室料など、見合いにかかった費用は、世話人が立て替えておき、見合いの成否の結論が出た段階で、精算して両家で折半して返すようにします。

 

その際、実費よりも多少、多めに渡すように気を配ります。また、事前に世話人と両家で費用を打ち合わせておき、多めの金額を世話人に渡しておくやり方もあります。

 

なお、外で会うのではなく、世話人の自宅でセッティングしてもらった場合には、見合い当日に双方が菓子などの手土産を持参するとよいでしょう。

 

■成否にかかわらず、お礼を包むこと

 

一方、見合い後に自分の側から断った、あるいは相手から断られた場合には、相手の書類一式と写真、これに費用とお礼を持って、世話人宅へうかがいます。その時、今後も紹介を頼みたい場合には、「これに懲りずに、どうぞまたよろしくお願いいたします」の言葉を添えます。見合いの相手と交際することになった場合には、この費用と共にお礼を渡します。お礼は、現金で、封筒の表書きには「御礼」あるいは「お車代」とします。世話人が現金を受け取らない場合には、商品券など、相当額の品物を贈るようにします。金額の目安は、話がまとまった場合には2~3万円、まとまらなかった場合には3~5万円と多めにするとよいでしょう。

 

■媒酌人を頼む場合

 

さらに話がまとまって、結婚式の媒酌人を頼む場合には、結婚式が終わってからあらためて、すべてのお礼をふくめた謝礼として渡す方法もあります。この場合は、結納金の1割程度が目安となります。媒酌人を別に依頼する場合は、婚約が整った時点でお礼をするようにします。いずれにせよ、両家と世話人の関係などをふまえた形にするのがのぞましいでしょう。

 

世話人・仲人・媒酌人の違いは?

 

見合いの仲介をし、2人および両家の間をとりもってきた「世話人」。これは、両家に親しく、文字通り、世話をやいてくれる人です。

 

この世話人に、そのまま引き続き、結納から結婚式までの「仲人」を依頼することもあれば、仲人には別の人を頼むこともあります。

 

仲人としては、社会的な信用があり、結婚後もいろいろと相談にのってくれる人が理想的。実際には、会社の上司、恩師、親の知人に依頼することになるでしょう。「媒酌人」というのは、結婚式での仲人に対する呼び方。

 

ただし、これは結婚式の中だけのこと。見合い結婚ではない場合も、結納以降に仲人を立てて進める場合もあります。