30代のやってはいけない冠婚葬祭作法

知らないではすまされない「冠婚葬祭」マナー

見合いの準備と方法





スポンサーリンク


■世話人へ依頼する

 

自分自身の結婚に対する考えが定まった時を適齢期とするとよいでしょう。

 

そして、見合いで結婚相手を探そうという場合、世話人に頼ることになります。世話人は、人脈が広く、社会的に信用のある人が理想といえます。

 

自分、あるいは親の知人など、直接的に自分のことをよく知ってくれている人に頼めるとベストです。

 

■自己紹介状と写真を持って訪問する

 

まず、紹介を引き受けてもらえるかを打診し、世話人を訪問して依頼します。親の知人の場合でも、原則としては自分で依頼すること。

 

持参するのは、自己紹介状と写真。写真は、前向きにきちんとした服装で全身が写っているものを1枚。

 

さらに、自然な表情がわかるスナップ写真を添えると、自分の雰囲気が相手に伝わりやすいでしょう。写真の裏には、住所と氏名、撮影場所、撮影年月日を書き添えること。

 

■譲れない条件は前もって伝えること

 

世話人に頼む際、条件として、「背の高い人」「収入が○○以上の人」などと、自分の勝手な希望ばかりを言い立てるのは非常識と思われます。世話人の心情を害することにもなりかねません。

 

ただし、離婚歴や子どもの有無、「親との同居」「家業の後継ぎ」「転勤の可能性」など、自分にとってマイナスになると思われることも隠さず、正直に伝えておきます。

 

なお、世話人宅を訪問の際は、菓子やフルーツなどの手土産を持参するようにしましょう。

 

 

■せっかちに催促しないように!

 

頼んだからといって、世話人がすぐに希望に合う適当な人を見つけられるとはかぎりません。あせって催促するのはひかえます。

 

依頼して1ヵ月ぐらいは時間をおいて、何も連絡がなければ、こちらから電話して状況をたずねてもよいでしょう。

 

◎親がたずねる場合

「本来でしたら、本人がご連絡すべきところですが、その後いかがかと思いまして、お電話をさしあげました。せかしているわけではございませんが、経過だけでもお聞かせいただければと存じまして……」

 

◎本人がたずねる場合

「お電話で伺うのも失礼と存じましたが、私の縁談のお話は、その後いかがでしょうか。催促がましくて申し訳ございませんが、両親が楽しみにしておりまして…」3ヵ月ほど経っても進展がなければ、いったん区切りをつけます。

 

そこで引き続き、頼む場合には、「お心に留めておいていただければ…」とあらためてお願いします。

 

いったん終わりにするなら、「このたびは大変お世話になりました。もし、いいお話がありましたら、どうぞよろしくお願い申し上げます」と丁重にお礼をして、自己紹介状などを引き取ります。