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知らないではすまされない「冠婚葬祭」マナー

カップルで弁天さまに行くな!





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弁天さまは、七福神の一つとして、古来から、日本人の信仰の対象となってきた。

 

日本のあちらこちらに弁天さまを祀る神社があり、安芸の宮島、大和の天の川、近江の竹生島、相模の江ノ島、陸前の金華山が日本の五大弁天とされている。

 

これら各地の弁天さまには、お参りに訪れるカップルも少なくないようだ。ところが、今では何の抵抗もないカップルでの弁天参りも、昔は避けるべきものとして戒められていた。

 

これは弁天さまの性格と関係がある。弁天さまの正しい名称は、弁財天で、もともとは吉祥天と並びインドの最も尊崇されていた女神である。

 

〝弁天娘〟という言葉もあるくらいで、容姿端麗、代表的な美人の神さまでもある。しかし、この神様、美人なのに、大のカップル嫌い。非常に嫉妬深く、男女が揃ってお参りすると、二人の仲を裂こうとするというのである。

 

嫉妬深い女性の心理から推し測ると、女性が美人であればあるほど、男性がハンサムであればあるほど、弁天さまの嫉妬心もメラメラと燃え上がってくるに違いない。

 

彼女や彼と別れたくなければ、弁天さまには一緒に行くなというわけだが、この弁天さまの嫉妬心をちゃっかり利用しようという輩もいるかも……。

 

彼女と切れたいために、あえてカップルで弁天参り。もちろん、ご利益の程は、試してみるしかわからない。