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贈り物になぜ偶数は嫌われるのだろう?





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昔から数字にまつわる禁忌は多い。そのほとんどが語呂合わせで、根も葉もないタブーであるといってしまえばそれまでなのだが、科学の進んだ現代でも、いまだに忌み嫌われているものもある。よく贈り物に偶数はいけないといわれる。

 

たとえば、ふだんあまりつき合いのない家の不幸で、香典を持っていくときの相場は昨今、五千円ぐらいではないのだろうか。

 

その一ランク上が七千円、下が三千円といったところか。どちらにせよ、このとき、あまり四千円とか六千円とかを包もうという話はきかない。

 

このように、なぜか人に贈り物をするときは、偶数はあまり好まれない。

 

どうしてられるようになったのではないかという。また易では、奇数は陽数で、偶数は陰数である。易は一から五までを基数中の基数とし、陽は天、陰を地とする。そして、五数は参天両地といい、特別に重要視する。

 

このようにして、偶数を陰数としてみる考え方も反映しているのかもしれない。しかし、贈り物とは、こちらの気持ちを相手に伝えるもの。

 

要は、誠意が感じられればよいのだから、奇数・偶数にとらわれなくてもよいと思うのだが。