30代のやってはいけない冠婚葬祭作法

知らないではすまされない「冠婚葬祭」マナー

道で葬列に出あったら親指をかくさなくてはいけない?

道で霊柩車に出あったとき、思わず親指を中にして手を握りしめてしまった経験はないだろうか。 他人の不幸とはいえ、霊柩車のあの黒いボディには、どこか人間の体を思わず硬直させてしまうような異形のイメージがある。 人間の防衛本能のなせるわざだろうか…

通夜の席で死因をきくのは不作法?

通夜の席では、遺族、近親者、知人、親しい友人などが一夕をともにすることになる。遺族は、死という現実に耐え忍びながら、来客の接待に追われなくてはならない。 看病疲れのうえに、通夜、葬儀と気持ちは張りつめているものの、その疲労は激しいものがある…

不祝儀には黒以外の水引を使ってはいけない?

よくわれわれが間違いやすい水引のタブーをもう一例あげよう。不祝儀は全て黒の水引ですましている人が多いようだが、これはたいへんな間違い。 本来、黒の水引を使ってよいのは、葬儀のときだけなのだ。ところが実際には、葬儀以外の法事にまでも黒、または…

金銀の水引、金を右にしてはいけない?

祝儀、不祝儀など贈答品にかけるものが水引である。細いこよりにのりをつけて干し固め、色付けされ、数本合わせて使用される。 水引には、祝儀用の紅白と金銀に、不祝儀用の黒一色、黒白、銀一色、黄白、藤色などがあり、それぞれ用途によって、使い分けられ…

新婚両人は床の間の前に坐るものではない?

花嫁花婿の入場にはじまる結婚披露宴では、メインテーブルは主役二人の席ときまっている。ホテルなどの式場が率先してつくり上げた、このスタイルは、実はごく最近の流行にすぎない。 新郎新婦をよく見たい、祝ってあげたいという参列者の気持ちとあいまって…

線香は三本立てるのが本当?

一般に線香は一本、あるいは三本立てなければいけないとされている。 仏にお供えして、霊を弔うという焼香の本来の主旨からすれば、線香を何本たてようと関係ないのだが、日本では仏教の宗派によって、本数が決められている。 禅宗では二本でも三本でもよい…

結婚式は夕方にあげてはいけない?

結婚披露宴の会場の予約は、ふつう正午をはさんだ時間帯から詰まっていく。 まず結婚式を挙げ、その日のうちに人々を招いて食事を供するとなると、やはり都合がいいのか、ほとんどのカップルがこの時間帯を希望する。 最近では結婚産業もエスカレートし、結…

夜の結納はよくない?

今やデパートのブライダルコーナーに五品目、七品目、九品目とセット価格で売られている結納。 目録にはじまり、金包、子生婦、寿留女、松魚節などその内容は酒食のものが基本となっている。結納の本来の意味は、〝息女を育てられた御両親へのお礼〟であり、…

門松の一夜飾りはタブー?

門松を含め、正月やめでたい節句の飾りうけに、一夜飾りは似つかわしくないものとして、昔から避けられてきた。 なぜ一夜飾りはタブーなのだろうか。これは「渡り箸」などと同じく、葬式に関連したタブーなのである。 人の不幸は、前触れもなくやってくるこ…

贈り物になぜ偶数は嫌われるのだろう?

昔から数字にまつわる禁忌は多い。そのほとんどが語呂合わせで、根も葉もないタブーであるといってしまえばそれまでなのだが、科学の進んだ現代でも、いまだに忌み嫌われているものもある。よく贈り物に偶数はいけないといわれる。 たとえば、ふだんあまりつ…

身内に死者が出た場合は忌み明けまで人に会わない?

身内に死者が出た場合は、一定の期間喪に服さなければならない。 これを一般には黒不浄、黒穢れと呼んでいる。特にその死が不慮の事故であったり、病気によるものの場合の忌みは厳重に守られてきた。 喪中期間をブク、ヒカガリというが、この間は忌屋にこも…

お供えの花は仏に正面を向けて供えてはならない?

仏前に供える花 よく注意して見ると、みな仏に背を向けて置いてある。なぜ正面を向けて、花を供えてはならないのだろうか。 仏教では「華は慈悲を生じ、瞋りを消滅する故に忍辱を表す」(真俗仏事編)という。 忍辱とは、さまざまな迫害や辱しめにあっても、…

お灯明を吹き消すと火が穢れる

今でこそ仏壇のある家は珍しくなったが、昔は必ず家を建てる際は仏間をつくり、立派な仏壇をかまえたものである。 仏壇が急速に普及したのは江戸時代。仏壇のない家は邪宗門とみなされるようになってから、どこの家も置くようになった。 仏壇といえば、これ…

葬式で黒以外の喪服はいけないか?

なぜ喪服には黒を使うのだろうか。日本人は昔は白の喪服を着用していた。白は汚れのない清浄の色、神の国の色であった。 葬式とは、死者を神の国に送り出すための儀式、だから会葬者は神の国の色、すなわち白い喪服を着用していたのである。 黒の喪服が入っ…

喪主は弔問客を見送らない?

葬式に際して駈けつけた弔問客は、ふつう喪主とゆっくり話す時間はない。 弔問客の数が多ければなおさら、挨拶すらできない場合もある。時が時だけに、弔問客もつもる話は控えて、遺族に慰めの言葉をかけるぐらいにとどめたい。 また、喪主や遺族にしても、…

死亡通知は一人で行ってはダメ?

現代は、高度情報化時代。電話一本でほとんどの用が足りてしまう。近頃の若い人たちは手紙さえ書かなくなっている。 恋文という言葉も最近は流行らない。活字離れというか、いささか情けない時代だ。こうやって文章を書いていることも心もとなくなってきた。…

結婚披露宴で参列者は白を着てはいけない?

結婚披露宴の招待状をもらうと、その日からとたんに気になり出すのが当日の服装。男性の式服といえば、おおかた黒の上下に白ネクタイときまっているから、この場において悩むのはもちろん女性が圧倒的だ。 とくに最近は披露宴の形式もさまざま、場所もホテル…

友引の日には葬式を出してはいけない?

ちょっと気のきいた暦には、六曜が記されている。先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口という例のあれである。 いろいろな意味づけがされてはいるが、実はこの起源は、判然としていない。一説には、中国から伝播したものだという説もあるが、名称が変化してい…

袱紗はつけたまま差し出してはいけない?

袱紗は、絹やちりめんで作った小さな方形の風呂敷。 ふだんはあまり使われないが、結納や結婚祝いなどの儀礼的な贈答のときには、袱紗をかけて持参する。 しかし、差し出すときには袱紗をつけたままではいけない。取りはずすのが、関東のしきたりである。 袱…

縁談の席にお茶はよくない?

適齢期という言葉は現代でも根強く意識されている。 それぞれ個人差はあっても、女性の売りどきは二五歳ぐらいがピーク。 これは結婚数の統計を見ても明らかだ。適齢期を単なる女性の商品価値のように捉える人もいるが、それは間違い。 異性に対してうぶで、…

香典返しにはあとに残るものをおくらない

香典という言葉のルーツをご存知だろうか。仏教では三具足といって、香・花・燭、つまりお香と花とともしびが、仏を供養する大事な要素とされている。 その中でもわりあい高価なお香を霊前に供えることは、花やともしび以上に死者へのより深い追善となると考…

喪服の上には喪章をつけるものではない?

身内の弔事は思いがけずやってくることが多い。まさかのために、喪服の一着ぐらいは、用意しておきたいものである。 弔事には昔からタブーが多く、一般によく知られていないものもある。例えば、「喪服の上に喪章をつけるものではない」というタブーをご存知…